優しいお医者様は、「生理的な変化によるものです」と、丁寧に説明して下さった。
やはり、「老化」による症状であったことを、その優しい先生の言葉を通じて理解した。
このところ、目にチラチラと虫が飛ぶような症状があり、「やれやれ、飛蚊症か〜、いよいよ現れよったか・・・」と放置していたのだが、数日前、朝から突如ゴミのような浮遊物がゆらゆらと現れたものだから、思いきって眼科を受診した。
その浮遊物は、目薬や洗眼では変化がみられないので、間違いなく目の玉の中で起こっている現象だと推察された。
そのぼんやりとした円形の浮遊物が、時折見ようとするものをぼやけさせたりするので、「網膜剥離?」などと恐ろしい病を連想させたのだった。
丁寧に調べて頂き、結果をこれまた丁寧に説明していただき、一安心。
それにしても、医療現場は進化しているんだなあ〜。
検査の装置はテレビゲームの如く、優しいせんせはipadを軽くタッチし図解つきの病態説明。
知らなかったなあ〜、歳をとると硝子体(眼球の中身)は徐々に萎縮し、網膜から剥がれるんですって。
ゆらゆらと現れた円形の正体は、硝子体が網膜にかろうじてくっついていた最後の部分がプツッと剥がれたその小さな穴のようなものが見えているのだということ。
ただし、時にこの剥離部分から網膜に穴が開いたり剥がれたりすることもあるそうで、そのような症状がないかどうかを調べておく必要があるのだそうです。
私の場合、その危険性は見当たらないとのことでした。
また、近視の場合も同じような症状になるということです。
自分の眼球の中で密かに進んでいた生理的現象。
普段目にすることのできない場所であるだけに、今回、それを実際にイメージすることができて良かったなあ。