今年のキャンドルナイトでは、東日本大震災の犠牲者を悼み、それぞれがキャンドルに火を灯して祈りを捧げられる場所を設けた。
夕暮れ時からイベントが終わるまで、日本地図をかたどった床のパネルの周りには、キャンドルを灯す人や灯を見つめる人が耐えなかった。
中でも、子どもたちは普段決してすることのない「火悪さ」に興味津々だったようだ。
マッチをす擦る経験もない子どもたち。オール電化のお宅ならガスコンロさえ知らないかも。
ろうそくを「どうやって立てるだ?」と小学生。ロウを垂らして見せて、「こうして立てるんだよ」と言うと。「それでくっつくだ?」って不思議そう。
こうした様子を見て、担当のスタッフは、子どもたちが消えたろうそくに火を付けたり、キャンドルの周りであれこれやることを、なるべく大目に見るようにしたそうだ。
火に触れる経験。それも大事なこと。
おねしょしてなきゃ良いけど、ね。