私には、5人の孫(1歳~6歳)がいる。
孫たちが大きくなるにつれ、「孫日記」を公開するのが憚られ、以前のように浮かれてあれこれ書けなくなってきた。
そんなことを思いつつ、今回は一番小さな孫のことを少し。
4月生まれのTちゃんは3人姉弟の末っ子、1歳9ヵ月。
孫全員集合時には、ネエネ、ニイニ4人の賑やか(大騒ぎ)な中で、ついどこで何をしているのか忘れられがち。
1歳のお祝いに、一升餅を背負ってもびくともせず、部屋の中を歩き回ってみんなを驚かせた力持ち。
いつの間に大きくなったの?って感じ〜
私自身、二人姉妹で育ち、子どもも二人、なので3人目がどんな育ち方をしていくのか、興味津々でしたが、近頃のTちゃんには、「へ〜」って、感心するばかり。
まず、よく食べること。
それも自分でもりもり、スプーンやフォークを自在に使い、誰の助けも必要なし。
「うんまい!」
「おーわい」(おかわり)
「ちゅーちゅー、・・・だい」(ちゅるちゅる、ちょうだい)
食べたいものを存分に食べ、自分で「おしゅまい」(おしまい)と宣言。
一人で遊んでいてもほとんど心配する必要なし。
時に「ちっち」と言って、おまたに手をあてて知らせに来る。
(これはウンチが出たよ、のお知らせ。いっぱい食べるから、いっぱい出る〜)
Tちゃんはまた、人の世話が得意。赤ちゃんなのに、ね。
「さあ、そろそろ帰るよ」と親が言えば、一番に「ハーイ」と返事をして玄関へ走る。
しばらくして見にいくと、ひとりでちゃんと靴を履き、ドアの前に仁王立ち。
いつまでもグズグズしている兄や姉に「オーデ、オーデ」(おいで、おいで)と声を掛ける。
やっと玄関に来た兄と姉に、靴を「ドージョ」と差し出す。
6歳の姉が、1歳の妹から「ハイ!」と一足ずつ差し出される靴を履く様子は笑える。
靴ばかりではない、「喉渇いた〜」と6歳姉が言うので「水筒あったよね」と私が言うのと同時に、さっと台所へ向かい、テーブルの上の水筒に手を伸ばし、姉のところに運ぶ。
水筒は、ワンタッチのキャップを押し開けて、「ハイ」とネエネの口元に押しつけるように差し出す。
しもべのように、兄や姉のお世話をするちっこい妹、恐るべし。
このようにしっかりしているだけあって、自己主張も半端ない。
風呂上がり、新しい下着やパジャマを着せようとすると断固拒否。
自分で!というつもりだが、多少のお手伝いが必要なのが許せないらしく、あの手この手を繰り出すが受け入れない。
唯一許されるのは、ネエネに着せてもらうこと。
世の中の末っ子がみんなTちゃんのように育つわけではないだろうが、姉兄がいてこその育ち、について日々驚くバアバなのだ。