ここあん便り

暮らしを引き継ぐ

新年あけましておめでとうございます。
今年初めのお日様が昇るのを家の窓から眺めました。
美しい黄金色の朝が広がっていきました。
日本中の様々な場所でこのご来光を見つめる人たちがいるのだろうなと、そう思うと人々の歓声がすぐそこで聞こえるようでした。
きっとよい一年になりますね。

お雑煮にかもじのりを添えて、一年ぶりの味にしみじみします。
「ああ、おいしい〜」
元旦もお仕事に出かける人たち(今年は2名)を送り出し、まずはブログでことはじめ。
今年は長年仕舞い込んでいた羽子板を飾ってみました。
私が生まれてはじめて迎えたお正月にお祝いとしていただいた品だと思います。
ですから50年以上前のものですね。
子どもの頃、大人の目を盗んでこれで羽根つきをしたものです。
もちろん見つかる度に叱られたのは言うまでもありません。
今年は孫が生まれるので、羽子板と破魔弓、両方を飾ってお腹の中のベイビーたちに歓迎の意を表してみました。

親にしてもらったように、できるだけ次の世代に同じようにしてやれたらいいなあ。
特にお正月には引き継いでいきたい暮らしの豊かさが沢山あるもの。
それぞれの家庭のお節やお雑煮、お正月遊び、初詣・・・。
次の世代の人たちにしっかりバトンを渡せるように、今が踏ん張り時かしら。

♪羽根や 羽子板 いらねども
 江戸の とっつあんに あいたいわいな
 ほーけきょ けきょ けきょ けきょ

(鳥取のわらべうた)