公共料金の支払いをしようと、通りがかりの銀行に立ち寄った。
いつも行くところでなく、何故だかふいに私の思考が「あ、ここでいいんじゃない!」って判断して、一度も入ったことのない、それも今まで全くご縁のなかったところ。
ただし、日常的に通る場所ではあったのだが。
窓口で支払いの手続きをし、ソファーに腰かけたそのとたん奥の方から出てきた行員さんに声をかけられた。
「えっ!」
よく知っている方だったの。
ご無沙汰続きで、連絡しなきゃと気になっていたある会のメンバーだった。
そういえば、「今、仕事は境港」と聞いていたんだった・・・。
引き寄せられるようにしてドアを開けた場所を振り返りながら、ちょっと不思議な気持ちになった。
夕方、家族の用事であっちこっち移動しながら、どうしても木やさんに行かねば、という考えがふい浮かんだ。
お人形の頭の部分ができていて形を整えるのをお店で教えてもらいたかったことと、音のするおもちゃを今月中に見に行かねば、という二つの目的があるにはあったけれど、夕方から息子に車を貸す予定もあったりして、時間的にはかなり無謀な状況。
今日でなくても、いや今日でない方が時間だってゆったりとれると分かっているのに、どういうわけか、ゴー、ゴー!!出かけてしまった。
すると・・・。
思いがけないプレゼントが待っていたのです。
秘密のイコロラン(秘密でもないけど、秘密っぽいネーミングにすっかりはまったわたくし)、そしてつぶらな瞳が愛くるしい小さな人。
とてもとても幸せな気持ちになっちゃった。
思いも寄らない行動をしてしまうことがあるけれど、そこにはやはり理由があるのでしょう。
「必然」と言う言葉が幾度も心に浮かんだ一日でした。