ここあん便り

心境の変化

新しい年があけると、私は目出度く還暦を迎える。

ついこの前まで、それがとっても嫌だったけれど、ここへ来てなんだか心持ちが変わってきた。
なんていうか・・・ちょっとワクワクな、一皮つるりと脱ぎ捨てて軽くなったような、そんな心境。
例えば、「笑われたって、いいや!気にしない!」って気持ちになっている。
「自由?」
そうそう、「自分らしく」と言いながらも殻をかぶっていたようなところがあったんだなと
その殻を脱ぎ捨ててみて初めて気づく清々しさとでも言うのかしら?
心が軽やかになるって、こんな感じだったのかと自分でも驚く。
不思議だなあ〜
寒くなって編み始めた帽子。
毎年編むけれど、どこか不似合いな気がして編んではほどき、かぶってみても「どこかおかしくて笑われそう」って思えたりして、結局「帽子は似合わない」と決めつけていた。
今年、まず編んだのはとんがり帽子。
本当にとんがっていて、実際かぶって見るといろんなところに先っぽがぶつかったりする代物なのだが、「なんか、いいじゃん!」って自分の中では納得できて、かぶって歩く。
もう、笑われたって平気!
次に編んだのは鮮やかな黄色(からし色)のベレー。
うふふ、これも似合うかどうかは気にしない。
素敵!って思って衝動買いした毛糸なんだもの、これでよし!
ちょっこし、「じゆう」な私が嬉しい。