先日、土曜日文庫にだーれも来なかったので、おひとり文庫で過ごしたここあんです。
取り寄せたばかりの本を眺めてニヤニヤ、ほぼ自分用に求めたような本、絵本たち。
少しずつ、紹介してみますね。
まずは、こちら
このところの息詰まるような日々、やるせない気持ちを誰かと分かち合いたいと思うのは私ばかりではないでしょう。
無力感に苛まれつついますが、こうした絵本が何かしらの希望になるような気がして選んだ本たちです。
「 IMAGINE」は、言わずと知れたジョンレノンの名曲が絵本という形で表現されたもの。
言葉の力に励まされ、自分の中の想像力が心の奥底から目覚めていくような気がします。
「あるひあるとき」は、あまんきみこ作、あまんきみこさん自身が幼少期を過ごした戦時下の大連での物語。
いつも一緒だったこけしのハッコちゃんと「わたし」、やがて訪れた悲しい別れの記憶。戦争が一人の少女の心に残した傷跡を、今この歳になって追体験しているような感覚に。
「ぜつぼうの濁点」は、「絶望(ぜつぼう)」しそうになる時代だからこそ、この絵本を読んで絶望しないで済むのじゃないかしらと願いを込めて。
「どうぶつ会議」、ケストナー(ドイツ)。第2次世界大戦後に書かれた本。
いつまでも変わらず愚かな人間を、ケストナーが生きていたらどう思ったか、など思いつつ。
戦争や平和について考えようなどと言うつもりはない。
こうした絵本を読むことで、身近なこと(自分ごと)になるのが良い。
「何もできない」と落胆するより、「何かできる」と信じるほうが気持ちはずっと楽になる。
ですから、さあ、絵本を開いてみましょう〜