先日、手芸用品を買うため、地元の小さなお店へ十数年ぶりに立ち寄った。
化粧品と手芸用品を扱う小さなお店は、私より10歳くらいお姉さん(たぶん)がひとりで切り盛りしている。
お店にはありとあらゆるものが並べられている。
パッチワークをする人にはなくてはならないお店だろうな、と感心する。
手縫い用の糸が欲しかった私は、糸が並ぶコーナーの品揃えに感動した。
完璧!大型の手芸店に負けてない。
店主は、「糸?色はこれ見てね!」色見本(番号の書いてある)帳をさっと差し出した。
「マスクのゴムが来たかや?」
お客さん(おなじみさん)が店の前に車を止めて飛び込んできた。
「あら、ちょうど良かった〜。やっと計って出したとこだ」
そのやりとりを小耳に挟んだ私は、探していた糸を手に、マスクのゴムを探し、それもあわせて購入。
ちゃんと商売している姿は美しい〜
感動した私は、自分の商売が恥ずかしくなった。