ここあん便り

孫力

今週末から次男夫婦が出産を控え我が家へ里帰り予定。

我が家は…長老さまの葬儀の後、色々落ち着かなくて片付けも出来てないけど、まあもう仕方ない、ありのままで親子3人を受け入れることにしましょう〜
4人目のひ孫が生まれたら、長老さまは再び元気になってくれると期待していましたが、残念ながらそれは叶わなかった。
4,5年前、長老さまはぼんやりすることが多く、一日中パジャマで過ごしたりして「今日は若い人が来るから、ちゃんと着替えてね」と強く言わないと顔も洗わず食卓に着くような時期があった。
そこで介護認定を再度受けて、デイサービスに本格的に通うようになったのだけど、ひ孫が産まれてからの変化には驚いた。
あのぼんやりの姿はどこへやら、赤ん坊の成長とともに長老さまの脳年令はどんどん若返っていった。
せがまれれば絵を描き、歌を一緒に歌い、ひ孫が泣けば「泣くだないよ、ばあばも悲しくなる」と涙し、ひ孫たちが長老さまの生きる源、エネルギー源だったなあ。
亡くなる2週間ほど前のリモート面会で、介護士さんに画面に映る孫やひ孫の名前を問われ「ことみちゃん、めいこちゃん」と間違うことなく答え、仕舞いには「あいきゃ、もうええけん。今日かええけん(帰るから)もうええわ!」と語気を荒げて言い、みんなを驚かせたが、そこから昏々と眠るようになった。
もしかすると、あの日から長老さまは既に我が家へ戻っていたのかも知れないね。
この2人の中に、おっきいバアバはちゃんと生きています。
さて、私も孫からパワーをもらって暑い夏を元気に過ごします♪