Nちゃん(1歳)がはじめて列車の旅をするというのを聞いて、かつての子連れ列車旅を思い出した。
鳥取を離れ、島根県浜田市暮らしの1年間、幾度か母子でJR特急を利用した。
男児二人(長男4歳、次男1歳半)を引き連れての道中は大変だったなあ。
特に歩き回りたい盛りの次男を座席にじっと座らせておくのが難しく、2時間半をどうやって過ごしていたのか今では記憶にないけれど「早く着いて」とひたすら願っていたように思う。
小さな絵本やおもちゃ、おやつなどをそれぞれのリュックに入れ子どもたちが道中機嫌よく過ごせるようにと頑張っていたあの頃。
懐かしい〜
子育て、という言葉を好まないけど、やはり当時の自分を振り返ると必死で子育てしていたんだよね。
子らを「育てよう」と日夜頑張っていた私にとって子どもとの暮らしはやはり「子育て」だった。
人に迷惑かけちゃいけない!っていつも思ってた。
「いろんな人にお世話になって当たり前、迷惑かけてなんぼ」と思えるようになった今なら、幼い息子たちとの列車の旅を楽しめたのかも。
ここあんに来る人たちに子どもとの関わり方をアドバイスするようになった私にも、皆さんと同じように悩み戸惑い立ち止まった時期があったこと、しみじみと思い出す。
苛ついて子どもに当たったり「あ〜失敗」と幾度落ち込んだことか。
けれど子どもってすごいの。
どんな親でも受け止めてくれるんだから。
そしていつでもいつからでも、やり直しを受け入れてくれる。
「昨日より今日」「今日より明日」
己が「よし!」と思える向き合い方を求めて突き進むうち、気づけば子は親の手を離れ自立してしまった。
そして今では息子たちが必死で子育て中。
面白いなあ〜
いろんな人が居て、色んな子どもがいて、子どもとの向き合い方もいろいろ。
いろいろあって良いんだ、と思えたらみんなもっと楽になるのかな〜。
お母さん歴36年。
ここあん歴14年。
おばあちゃん歴もうじき4年。