ここあん便り

夏は来ぬ

先日、町内のカラオケ大会でご近所の女性たちと「夏は来ぬ」を合唱した。
カラオケ大会ですから、モニター画面の歌詞を目で追いながら歌うわけですが、歌いながら、じみじみしちゃいました。
なんて美しいことのは(言葉)でしょう。
作詞は誰かしら、と調べてみると、国文学者、佐々木信綱という方。
歌の背景に万葉集があったのですね。

♪さみだれの そそぐ山田に 早乙女が 裾も塗らして 玉苗植うる ・・・
情景が目に浮かびます、まるで爽やかな風が吹き抜けるよう。

心がスッキリと洗われるような言葉の数々。
実に味わい深い。

「うのはな」と聞いて「おから」を連想するようなことではいけませんね。