丸二日、家(植木の水やりはしてるから、正確には自宅敷地)から一歩も出ていない。
家族にコロナ陽性が判明し、患者とは居室を分け、家の中でもマスク生活。
症状のない私は、家に引きこもる必要はないのだが、仕事相手は乳幼児やその保護者であることから、ひとまずそうした予定はキャンセルし、会議はオンライン参加で対応。
患者は前回より症状軽く、リビングを占領して大型テレビでYouTube見放題。
実は一週間前、ケーブルテレビのチューナー交換によりテレビでYouTubeが容易に観られることとなり、暇つぶしに最高のおもちゃとなっている。
私は、というと、唯一安全と思われる和室(かつての長老さまの部屋)にパソコンを持ち込み、家事以外の時間をここで過ごしている。
どうせなら、ここあんへ行って、届いているおもちゃの値付け、検品、帳簿付けなど、やるべきことをやれば良いのだが、どうにも気が進まず、腰は重くなるばかり。
外は猛暑が続いている上に、心は、コロナに感染してしまっているかも、という悪い予測に支配されてしまっている。
というのも、患者が発病する数日前から「風邪ひいたの?」「鼻水でてるみたいだし、鼻声よ」と体調の変化を指摘する私に「涙が喉の方に流れているんだと思う」(ちょうど白内障の手術後だったので)などと自己判断する相手に「?」(疑惑)を抱きつつ過ごしていたから。
あーあ…。
で、結局なーんもする気が起きない。
孫たちがやって来ることもないのだから、何でもできるはずなのに。
さて、そうはいってもただゴロゴロするにも持てあます。
お人形用の洋服をチクチク手縫いしてみるが、一向にはかどらず…
ならばと、読みかけの本を開いてみるが、これまた先へ進めず。
で結局、ネットで映画を観まくった〜(以下、視聴の記録)
日本の映画
◆「東京タワー 〜オカンとボクと時々オトン〜」
原作通りのイメージ、樹木希林のオカンに拍手。
◆「めがね」
かもめ食堂は観ていたけど、「めがね」は初。やはり、こういう感じの作品、好きだ〜
◆「いつか読書する日」
◆「千夜、一夜」
いつか読書する日の田中裕子がすごく良くて、こちらもつい観てしまう、良き。
◆「怪しい彼女」
おばあさんが若返って昭和歌謡の歌姫に!ハハハ、楽し。
外国の映画
◆「ロンドン、人生はじめます」
やっぱり海外の作品は小洒落ているよね
◆「ブータン山の教室」
ブータンの風景が美しく、劇中幾度も聴くことになる「ヤクに捧げるうた」が素敵〜
◆「丘の上の本屋さん」
たくさん観た映画の中で一番良かった作品。
本、読書の素晴らしさを実感するのはもちろんだけど、本を愛し、絶対的に信じている本屋の店主に脱帽。
こういう人になりたいなあ。
家に閉じこもって3日目の朝、ヤクルトさんが来て(毎週の配達)、「今、お米がどこのスーパーにもない」という話を教えてくれた。
ヤクルトさんは有り難い、引きこもりの主婦にとって社会の窓なんだね〜
買い物にでも行ってみるか!と、ようやく出かける気になった。
動物たちが冬ごもりをするように、私のこの数日は、猛暑に対する自己防衛の夏ごもりだったようだ。