ここあん便り

境港親と子どもの劇場例会 だるま森

だるま森さん、運転免許取得されたんですってね。
前回こちらへ来られたときは(たぶん6年位前?)荷物を宅配で、ご本人たちは列車移動でしたが、ホレこの通り、あやしげな車で全国行脚できるようになったのですって。

今回私たちのサークルは小屋食担当でした。
おこわ・玉子焼き・さつまいもの煮物・広島菜の漬け物・しじみ汁。
お昼のランチ交流がステーキ弁当だったこともあり、小夜食は手作りの優しいお味で整えてみました。
はてな(サークル)が小夜食を担当するとき、まずはメニューを決めるための集まりを開きます。
そして担当者を決めていきます。今回の場合、おこわ(Nさん)玉子焼き(Mさん)煮物(Hさん)汁(Oさん)という具合。お茶や珈琲、食器類の担当も振り分け、集合時間に持ち寄り、盛りつけをします。
所定の時間に配食を済ませたら・・・、ここからが独特、私たちも同じものをみんなで頂きます。
もちろん自分たちが食べる分の材料費を負担してです。
今回の目玉は、はやりおこわでしょうか。Nさんの作り方を聞きながら楽しい小夜食タイムです。
若いお母さんたちは皆忙しそうにしているのですが、私たちったらゆっくり食後の珈琲まで飲んじゃうのですよ。

さて、公演はと言うと、もちろん期待を裏切らないだるま森さんでした。
新聞紙でつくった蓑虫状態のごとき衣装をまとってのご登場。あんぐりと口を開けてその姿に釘付けになっている小さな人たちの様子、なかなか見れるものではありません。
次々現れる摩訶不思議な楽器(全てオリジナルなの)の演奏とふだんのだるま森さんからは想像もできない流ちょうな語り口にほれぼれしつつ、カリカリ砂漠の夜は更けていったのでした。
それにしても、あの素晴らしい音楽性と妖しげだけれど美しい言葉遣い、私の中では彼のつくり出す工作芸術作品以上に興味をそそられます。
その全てがだるま森なのでしょうが、多才というのはこういう人を言うのでしょうね。