とある会にお招きいただき、お話しさせていただく。
「25年位前にもお邪魔しましたよね、30代半ば、若くて威勢の良い私でした」
などと切り出しながら、それから現在までの私の仕事を語る。
4半世紀の話。
ある意味すごいな、と思う。
招いてくれた組織の継続力に感服する。
もちろんメンバーの交代は少なからずあるのだろうが、途切れなく続いていることを心から尊敬する。
そしてまた、私自身が歩んできた「時間」を振り返り、少々驚いた。
25年の間、取り組んだことを言葉で並べれば様々あるけれど、
それでいったい、何かを変えられたかというと、何も変えることは出来ていない。
日々起こる事件や子どもが巻き込まれる事故、あるいは子どもが引き起こす事件・・・。
茫然とするばかりだ。
唯一の救いがここあんでであう小さな人たち。
子どもは、変わっていない。
私たちは、子どもにこそ学ばなければならない。
四半世紀を経てもなお、
「子どもを信じる」修行の道半ば。