ここあん便り

劇場例会「風の一座」

昨夜の劇場例会、劇団風の子「風の一座」は、と〜っても良かった。
テンポの良さ、3人の役者の動き、台詞の聞き取りやすさ、音楽、衣装、舞台・・・、み〜んな素晴らしい。
会場係だったので、最前列のはしっこで小さな人たちの反応を見ながら参加できたこともラッキー。
0〜3才のお膝会員さんの多い境港、そうしたお子さんたちがケラケラ笑いながら舞台に釘付け。舞台付近の幼稚園児・小学生は身を乗り出すようにしていますし、大人たちも真剣な眼差し。
様々な年令の人たちが一度に観る芝居は、どうしてもついてゆけない人たちが出て、特に子どもは正直なので舞台が緩むというか、ざわざわ・もじもじ・・・ってことが生じてくるのだけど、昨夜は全くそう言ったことを感じることのない、あっという間の60分でした。
後半の物語部分で、いよいよ狸が猟師に仕留められるのではと思われる辺りから、2,3才さんが数名不安になってママのところに戻って(最前列から後ろの椅子席へ)いったけれど、その時は大きな子どもたちもゆらゆら(永野むつみさんの言う「稲穂のように揺れ動く様」)で、耳や目を手で隠すようにしているお子さんも見え、その愛おしいこと。

ああ〜、ほんとに良かったねえ。
さすが「風の子」。
片付けをしながら劇団の方と少しお話をして、「風の子バザール」をずっと変わらぬ役者さんが演じ続けていらっしゃることなど聞いて、劇場発足前と発足後、二度上演したあの作品をもう一度観たくなった。

例会後には紙飛行機づくりをし、お土産付きの楽しい例会となった。