ここあん便り

劇場のこと、NPOのこと

私が子どものことに関わるようになったのは、仕事を辞めて家庭に入り、専業主婦として子育てに明け暮れる中、夫の転勤先の浜田市で「おやこ劇場」と出会ったことがきっかけ。
35年ほど前のこと。

浜田市で過ごした1年間は、同じような子育て世代が集まって暮らす官舎で過ごしたので、本当に楽しくて充実していた。
子連れで集まり、持ち寄りで会食、クリスマス会など度々したし、お菓子作りの得意な人に教わる毎月のお菓子づくり教室で、お菓子作りのレパートリーを増やしたのもこの時。
それぞれの家にお邪魔したり来てもらったり、(もちろんいつも子ども連れ)、幼稚園児は、みな自由(勝手)に「○○ちゃんちに行く!」と遊びに行き来し、お互いの子どもを見守ったり、見守られたり。

劇場例会の日は、みんなでタクシーに乗り合わせ、幼い子連れで夜のお出かけ。
どの家も、夫達はみな、母子留守を承知、夕食は作り置き(カレーとか)を自分でという約束。
これが、最高に楽しかった〜。

朝から夕方まで、プライバシーなど無いような生活だったけれど、親子共々幸せな日々だったな、とつくづく思う。
親の職業が同じなので、生活レベルや価値観が似かよっているという安心感もありつつ、それぞれの生活スタイルは異なっていた。
色んな考え方、暮らし方があるのだなあ〜と実感した。
個性豊かなお子さんたちばかりで、扱いにくいお子さんも居たりして、大人として鍛えられたのは事実。
子ども相手に本気になって、泣かせちゃったりしたこともあったなあ。
先輩のお母さんに「どんなに口は達者でも、子どもなんだから・・・」と諭されて、私もまだまだ子どもだなと思ったものだ。

この経験が、私を「子どもの世界」へと導いた。
1年後、境港へ帰るとき心に決めたこと、「まずはこども劇場(米子)に入らなきゃ!!」。

そして、米子こども劇場入会から、境港親と子どもの劇場設立。
やがては、劇場だけでは飽き足らず、NPO法人こども未来ネットワーク設立へと走り続けてしまった。
この辺りのことは、こちら(インタビュー記事)をぜひご覧下さい。
2023年インタビュー記事

私は、劇場を通じて、子どものこと、子育てのことをたくさん学ばせてもらった。
そして、共に活動する中で、生涯の仲間を得ることに繋がった。
そういう意味では、劇場という場があったことに感謝しかない。

今、境港親と子どもの劇場は、会員が減り、運営する人もひとにぎりとなった。
劇場を閉じるのか続けるのか、話し合いで続けていくことになったそうだが、どうか、今、活動を支えている人たちが無理をしないようにと願う。
使命感や熱意だけではどうにもならないことがあるから。

NPO法人こども未来ネットワークの活動は、25年目を迎えようとしている。
やりたいことを思う存分やれたのが劇場だったとすると、NPOの活動は、常に責任を伴う苦しさがつきまとった。
しかしその責任は、社会的に認知される組織の証であることや、組織の仲間が共にあるという安心感から、苦しさ以上に活動を続ける原動力に繋がっていると感じる。

25年経っても財源不足を克服できずにいるNPOだが、私たちにしか出来ないことを地道に続けてきた成果はあると自負している。
そして何より、積み重ねた時間は裏切らない。
役員(理事)事務局、一丸となって、資金集めに取り組んでいる。

3月末までの募金活動「つかいみちを選べる募金助成事業」(こども未来のページからネット寄附のサイトへ飛べます)
こども未来ネットワーク

サポーター募集中!もちろん正会員も歓迎♪ ご寄付も大歓迎〜♪


さて、私のNPO人生は、まだまだ続く〜(のか?)