ここあん便り

共感力

こっちゃん、めいちゃんが揃うと、家の中は一段と大賑わい。

93歳までが興奮し、その声は高くて大きくなる。
こっちゃん満3ヶ月。
めいちゃん間もなく満2ヶ月。
この小さな人たちもまた大興奮してしまう。
こっちゃんなどは反応が面白いのでつい大人がかまい過ぎてしまう。
パパ(兄弟)が二人してこっちゃんをのぞき込むと、二人の顔を見比べて不安げな顔。
右、左、右、左・・・「あれ!パパが二人?」って混乱の極み。
更にじいじが加わると、もう限界。
「ママ、助けて〜」って泣き出しちゃう。
こっちゃんが泣くと、めいちゃんの表情が一変する。
目がうろうろと小さく動いたかと思うと、下唇をつきだして、「私、泣いちゃうわよ」って顔。
それは、普段は見せない顔。
そしてやがて、こっちゃんの泣き声に共鳴するように困った顔をしつつ泣く。
こっちゃんも同じく、めいちゃんが泣くと一気に不安モードになる。
互いに、その存在を感じているんだなあ。
そして、互いを思いやる心をすでに持っているということだろうか。
いつもと違う賑やかな時間は小さな人を混乱させるのだろう。
しばらくすると、こっちゃんはシャッターを下ろし「寝るに限る」とばかり爆睡し、
めいちゃんは脳のオーバーヒートを食い止められず「抱っこして〜」が夜中まで続いた。
小さな二人の福祉活動(じじ、ばばへの)に感謝しよう。