ここあん便り

伝えること

子育て講座で講師をさせてもらうようになって10数年。
教育者でもない、保育の専門家でもない、子ども好きのおばさんでしかない私が、今尚あちらこちらでお話しさせていただいている。
現役の保護者だったこともあり、子育て中のみなさんのちょっと先輩という立場で問題提起していくことに意味があるよねと、NPOの事業として取り組みはじめ、現在に至っている。
当時、中学生、高校生だった息子は社会人。
彼らの同級生が親になりはじめている。
子育てのちょっと先輩、のつもりだったが、いつのまにか子育ての大先輩的な年令になっているんだよね。
びっくり[#IMAGE|S5#]

息子たちもそう遠くない将来、自分の家庭を持つようになるだろう。
その時、子どもとどのように向き合っていくだろう。
楽しみなようでちょっぴり怖い。

今、子育て中の皆さんに何を伝えるべきだろう。
悩んで悩んで、時が止まることもあるけれど、
どうあがいてみたって、私という人間が伝えられることは限られている。
今、大切にしたいことを分かりやすくお伝えする以外無い。

人に伝える。
そのために考えをまとめ、聴いて下さる人と対面することを繰り返す中で、私自身が受け取ったものの大きさを思う。