近頃、若い親たちは小さな人たちに何でも早く与えたがるように思う。
(親と言うより、じいさんばあさんなのかも知れないが・・・)
まだしっかり歩けてもいないのに三輪車やスライダー(2輪車)を使わせ、必要も無いはずのスマホやタブレットを常用させる。
「そういう時代」なのだと仰る方もあるけれど、どんな時代であっても変わっちゃいけないものがあるはず。
早く与えて何か良いことでもあるのかな?
何より、今目の前にいる小さな人に本当に必要なものなの?
など、時代遅れのばあさんは思うのだ。
そして、何でも「早く」という風潮の中、ずいぶん「遅く」なったことについて、世の中はあまり関心を示さない。
不思議。
その不思議とは、「おむつ外し」のこと。
子どもの排泄の自立は、この30年で1年以上遅くなった。
どうしてオムツだけはゆっくりが許されるのだろうか。
赤ちゃんのささやかで大きな抵抗かも知れない、とこの頃思う。
大人の都合でおしっこ何回分も身体にくっつけて過ごして来たんだからね。
そうだ、三輪車はオムツが外れたお祝いに買ってやるのが良い。