ここあん便り

マスク生活を考える

朝、NHKニュースで「マスク生活が子どもに及ぼす影響」について取り上げていた。

保育士の「赤ちゃんとのコミュニケーションが取りづらい」とか「言葉の発達が今年は少し遅れているように思う・・・」と言う現場の声、小学生(低学年)のケンカの原因(思い違いなど)がマスク生活によるものでは?といった報告、専門家は「喜怒哀楽の表情が見えないのは問題」(表情で相手の気持ちを読み取ることを学ぶ時期であることから)といった発言をしていた。
本当にそうかな?
そりゃあマスクなどしない方が良いに決まっている。
けれど、家庭内では多くの方がマスクを外して生活しているのだから、子どもの成長発達に影響が…とまで考えなくて良いのではないか、と私は思う。
生後間もないお子さん(0歳)を保育園に預ける場合は多少の配慮が必要かも知れない。
顔全体が見えることが自然で好ましいと思うから。
マスクは、表情を隠す。
けれども、子どもはオトナ以上に感じる力を持っていて、マスクがあろうがなかろうが大人の気持ちをちゃんと理解している。
子どもを侮ってはいけない。

マスクありなし以前に、私たちの心がちゃんと動いているかどうか、小さな幸せを実感できる心を持っているかが問われているのではないかと私は思う。

表情とは心の表れ。
言葉に頼りがちな私たちが失った感覚を、小さな子どもたちは備えていて、顔ばかりではない心の表情をちゃんと感じ取っていると信じてます。
私はここあんで、支援センター(ひまわり)で、マスクをつけたまま絵本を読み、わらべうたを歌うけど、それによってお子さんたちとの関係に違和感を感じたことはありません。