ここあん便り

ホンチョのタマゴ

めいちゃん一家が晩御飯を食べにやってきた。

満5ヶ月のかわいこちゃん。
寝返りし、狙いを定めたおもちゃに手を伸ばすようになった。
めいちゃんの気配がすると、93歳のアンテナにピン!とくるらしい。
「めいちゃ〜ん、めいちゃん、めいちゃん、めいちゃん・・・」興奮し、連呼。
めいちゃんも大きいばあちゃんが好きみたい。
ニコニコ笑って手をブンブン振り回して反応する。
めいちゃんを見るたびに「ホンチョのタマゴ」を繰り返す93歳。
「ホンチョのタマゴ」ってなに?
若夫婦が不思議がる。
「可愛くて可愛くて仕方がない子どもっていうことだと思うよ」と答える。
この辺りの方言。
私は言われた記憶ないけれど・・・。
方言辞書(goo)に、「ほんそご」が載っていた。
出雲地方の方言で「最愛の子」を意味する、と。
きっと「ほんそご」⇨「ほんちょ」になったんだろうね。
では「タマゴ」は何だろう?
う〜ん、温めてよしよししたいくらい可愛いってことかしら?
「めいちゃんは、ホンチョのタマゴ」
出会うたびに、何回も言ってもらえて、幸せね〜。
でもばあちゃん、めいこにむしゃぶりつくのは止めておいてよね。