ネットには、新聞などで報じられない情報が飛び交っている。
マスコミが言わない「真実」というものをズバリと語る人がいたりして、「へ〜」と感心することも多いけれど、私たちが気づかぬところに恐ろしいほどの情報がある。
例えば、少年犯罪。
ネット上には実名はもとより、本人、家族、自宅、学校、ありとあらゆる写真がどこからともなくアップされ、削除され、それでもまた再びアップされ・・・ということが続く。(何年たっても終わることはない)
うわさ話から真実まで、裏付けのない情報がまことしやかに語られている。
加害者だけでなく、被害者も同じく。
一体誰が、どこから集めてきたのか。
いや、走り回って、汗水垂らして集める必要など無いのかも知れぬ。
ネット上には、求める情報がすでにあるのだろう。
もし、私が何かしらの理由でネット上の話題(いわゆる炎上)になったとしよう。
情報を探しだそうとする人がPCを数時間チャカチャカやれば、得体の知れぬ「犯罪者」を作り上げることだってできてしまう。
その中には、だれかがタグ付けした写真があったりするかもしれない。
多くの人たちは、良い情報を伝え合い、楽しさを共有するツールとしてインターネットを活用している。
けれど、それと同じく、人間の嫌な部分を伝え合ってたのしむ人たちや、己の悪癖に利用しようとする人たちがいることを、決して忘れてはならない。