ここあん便り

ダブルケアー

「ちょっこし、これ(カイロ)貼ってごいて」と、ばあちゃん。

この前まで、毎日湿布を貼っていた場所(背中)、今後はカイロの定位置になる模様。
今日はありがたいデーサービス。
紫色のスカーフなど首元に忍ばせる93歳。
凍える寒さもなんのその、ブーツを履いて「いっていらっしゃい〜」
昨夜はひ孫が里帰りから戻り、「メイちゃん、メイちゃん、メイ子ちゃん!」と大興奮。
宅急便さんがピンポン!しても知らん顔(いつも居るのになぜか不在票ばかりが届いている)なのに、メイちゃんが来たことはすぐ分かるんだから・・・不思議。
この前までばあちゃんに声をかけられるとニコニコしていたメイちゃんだが、どうやら本格的な人見知りが始まり「考える人」になっちゃった。
いつもの調子で「メイちゃ〜ん」と近づき、泣きっ面されて戸惑う93歳。
仕方なく遠くから、「メイちゃん、メイ子ちゃん〜」と呼び続ける。
「ああ、ほ〜らな。自分のことだと思うしこで、こっちみいがな、なあ〜」
「メイちゃんかや〜、メイちゃんだな〜」
これを夕食中、エンドレス・・・。
「もしもし、ご飯がこぼれていますよ〜、ちゃんと食べてください。」
やれやれ。
年末年始、0歳と93歳が集う我が家。
子育て支援と高齢者介護、ダブルケアーが待っているのだわ。