ここあん便り

アートスタートに寄り添う

先日、劇場の例会場に、ママとおばあちゃまに付き添われたMちゃん(1歳半)の姿があった。
最近、人見知り?なのか、人が大勢いるところに警戒心いっぱいのMちゃん。
この春から保育園に通いはじめ、先日は体調を崩したこともあって、Mちゃんにとっては「はじめて」続きなのかも知れません。
このMちゃんがどんな表情を見せてくれるか、この日私はアンディー先生よりMちゃんの表情と、ママやババの様子の方に注目していました。
私は「30分もつかしら?」って予想をたてていたけれど、さてその後、一体どうなったでしょう。

Mちゃんを知るおばさまたちが順々に声を掛けてもニコリともせずお口にぎゅっと力を込めている。
「ここはどこ?なにがはじまるの?」って表情。
はじめ、用心して一番後ろの席にいたけれど、すぐに立ち上がって出られる通路もあることから舞台がよく見える子どもたちの近くへと移動をすすめた。
いよいよ開演。
近くに子どもが居ることでMちゃんの表情が少し緩む。
この日は司会進行役が子どもたちだったので、Mちゃんにとっては好都合。
Mちゃん、ぼ〜っと見とれる。
その後も子どもたちが舞台上に上がって参加する場面も多く、Mちゃんの表情は徐々に前のめり、真剣になっていく。
マジックは理解できなくても会場中が集中するときはMちゃんも息をのんで集中してる感じ。
へえ〜、すごいね[#IMAGE|S5#]
結局1時間ほど経った頃、ママとババに伴われ「そろそろ限界かな」と会場を後にしたMちゃんでした。
ママとババの対応はさすが[#IMAGE|S6#]
ぐずりだす前の決断がナイスタイミングでしたね。

マジックショーが楽しめたかどうかは実際のところ分からない。
けれど、ママやババ、会場にいた親子連れと一緒に楽しい時間を過ごせたことは間違いない。

わたしはMちゃんと一緒の例会、いつも以上に楽しめたけどね[#IMAGE|S23#]
Mちゃん、ありがとう。