ここあん便り

ばあば 時々 母

心がぽっかりと空っぽになってしまうことってありませんか?

嫌なことがあったとか、忙しすぎるとか、暇すぎる訳でもないのだけど、なんだかね。
もしかして寂しいとか?
そう言えば長男に長いこと会ってないな・・・。
息子って、母親にとってちょっと特別だと思うの
娘を思う父親ってのと似ているのかな?
息子たちがまだ家に居た頃、至福の時間があったことを思い出す。
特別なことではありません。
彼らのつまびくギターの音が家の中に響いていたこと
「今夜のご飯なに?」と夕食の準備をのぞき込んでは楽しみに待ってくれる様子
衣替えの時期、洋服屋さんで新しい服を一緒に選んだり
それらの「小さな幸せは期間限定」だといつも自分に言い聞かせて過ごした。
言い聞かせて過ごしてきたので、いよいよそのときが来ても割と上手に対応できたかなと思っているの。
でも時折、寂しくなっちゃうね。
ああ、そうか。
もうすぐ息子の誕生日。
生まれたときのこと、小さかった彼との毎日を無意識に思い出していたのかもしれないね。
「お誕生日だから帰っておいで」
そうお願いしてみてもいいかしら?
なんだか今日は久しぶりに母の心持ち。
ひとまず誰かさんの、かつてのギターの音色で我慢しておきますか。