ここあん便り

つみ木のアトリエを終えて

「つみ木のアトリエ」3日間が終わりました。

様々な「つみ木」を準備して、来場予定のお子さんたちの顔を思い浮かべながら、この積み木、きっと気に入るだろうな、とか、あんな遊びに発展するかも、など、妄想しつつ待っていました♪


カラフルな積み木、HABA社ファンタジーは、ひとつひとつ異なる模様、ちょっとした仕掛けが楽しい〜
小さな車があれば、車好きはすぐに遊びはじめます。

一方、白木の積み木は万能選手!
お家や道路、線路を作ったり、どんどん積み上げたり、並べたり、ドミノもまた楽し♥️


ここあんのアトリエで、いつも自由に遊んでいる人たちは、積み木以外のおもちゃの場所を良く心得ています。
積み木で遊んでいる最中、「あ、そうだ!」とお馴染みのおもちゃを引っ張り出して遊びはじめます。
遊びは、次から次へと変化していき、ゲームまで引っ張り出してしまいます…が、どんまい。
やがてアトリエはおもちゃで大混乱になってしまうけど、私はそれで良いと思っています。

普段触れることのない積み木に出会うこと、
新たな遊び方に出会うこと、
楽しい♪って思える時間がそこにあること、
そうしたひとときが、「つみきのアトリエ」にあったら良いと思うから。

時間をはじめ、様々な制約の中で子どもたちは生きています。
だからこそ、「遊び」にはできるだけ「制約」を持ち込みたくないなと思うのです。

いろいろとごちゃ混ぜになっている遊びの中に、その日、その時にしか感じられないものがあり、その小さな積み重ねがそのお子さん自身の遊ぶ力を育んでいくのではないでしょうか。

つみ木のアトリエに参加したお子さんたちの中に、これからの遊びを豊かにしていくための経験が、きっといくつか蓄えられた筈です。
つき木の感触(手触り)、そっと並べる時の気持ち、崩れ落ちる音と「もう一回!」と心からの声…
試行錯誤を繰り返して、「あ、できた」と納得できたときの喜び。

そのひとときを、目撃できる喜びに「ありがとう」