ここあんには時計がありません。
かつて、借り物の古い柱時計が1時間ごとに「ボーン!ボーン!」と時を告げていた時代(5年ほど)がありましたが、その時計を持ち主にお返ししてからは、ほぼ時計なし状態が続いています。
以前の記事にその「お時計さん」がつぶやいているのを見つけました。
今、「お時計さん」はどうしているかしら?
冬が来て、ここあんの建具(障子)を閉め切って過ごす頃になると、あの音が懐かしく思い出されます。
時計がないなら無いなりに過ごせるものですね。
「お時計さん」2号を求めようかと思ったことさえ、近頃は忘れています。
けれども、毎日ネジを巻いて、「お時計さん」のご機嫌を伺いながら過ごした日々は、やはり幸せだったなあ。
これから先、再びここあんに時の音が響くことがあるとしたら、ねじまき時計がいいでしょうね。