ここあん便り

かえるくんかえるくん


境港のアートスタートに参加してくれた小さな人たちへのプレゼント。
小さな腕につけられるようにゴム紐で腕輪状(カエルくん腕時計?)にしてお渡ししました。
このかえるくんを見る度に、人形劇のこと、思い出してくれると良いなあ〜。

今回のアートスタートは、鳥取、倉吉、境港、県内3箇所での開催でした。鳥取は、わらべ館さん主催。倉吉では、アートスタート研修会の一部として、会場設営から当日運営、撤収作業まで研修生さんたちに体験してもらう取り組みも同時に行いました。この研修会については別に報告しますね。なかなか中身の濃い一日でした。
そして昨日の境港は、劇場の子連れ母さんたちが実行委員会をつくり、市役所のアートスタート担当職員さんや子育て支援センターの協力を得ながら取り組みました。
炎天下の中、市の職員さん2名が駐車場係を引き受けて下さり、有り難かったですね。休館日の子育て支援センターをお借りできたこと、そして休日にも関わらず、朝早くから最後までお付き合い下さった所長さんの気持ちの良い対応が心にしみた一日でした。
ふと、劇場を立ち上げた頃のことを思い、夢のようだな〜と、一人感慨にふけったりもしたのです。

ところで、「かえるくんかえるくん」はどうだったかって?
それはもちろん大満足でした。
何より良かったのは、アートスタートの楽しみ方を事前の講演会で学んでいたことが、スタッフはもとより、お母さんたちの意識を変え、子どものその時々の反応を理解できたことで、少々動いたり声を出したり思わぬ反応をしてもゆったりと受け止めることができた、ということでしょうか。
永野さん(ひぽぽたあむ)が講演会で仰っていたとおり、こぐまくんがかえるくんのもとを去っていくシーンの少し前辺りから、とたんに子どもたちのもじもじそわそわが始まりました。そしていよいよさようなら、というところに来ると、居ても立ってもいられずにママのところにいきたくなるのね。それは、まだ言葉を持たない赤ちゃんでもそうなの。かえるくんが嬉しいと、子どもたちも思わずぴょんぴょんしたくなっちゃうしね。
そうした子どもの心持ちに、大人たちが寄り添えた。それも、会場全体でそれを確実に感じられた。
講演会とアートスタートと、取り組みとしては大変だったけれど、だからこそ大きな実りが得られたのだと思うの。
「アートスタート」を通じて、我が子を知る。子どもを理解する。それはそれは、有意義なひとときをつくった、劇場のお母さんたち、すごいね。本当に、お疲れさまでした。
そうそう、お母さんに付き合って会議や準備についてきていたちびちゃん達にも感謝しなくちゃね。

かえるくんかえるくんの感想など、是非コメント入れて下さいね。(境港会場のアートスタート、私は荷物預かりの留守番で観られなかったので)