もうじき、おばあちゃんになる。
実際には、もうすでにおよめちゃんたちのお腹の中でタプタプしながら過ごしている赤ちゃんたちのおばあちゃんである。
(およめちゃんたち、ダブル出産予定ゆえ)
みんなが、「楽しみね〜」と声を掛けてくれる。
楽しみには違いないのだが・・・。
なんだか今ひとつ、ぴんとこない。
きっと赤ちゃんの顔を見て、だっこでもすれば実感わくのかなあ〜。
おばあちゃんになるって、どんな感じなんだろう。
「孫は、とにかく可愛い」らしい。
「孫のためなら、何でもしてやりたくなる」そうだ。
ふうん、やっぱりまだ良くわかんない。
理想のおばあちゃん像というのがある。
山本ますみおばあちゃん。
大正4年生まれ、60歳で文庫を始められ、文庫活動を通じて多くの親子に影響を与えた方。
亡くなるまで誰かのためにお話しや絵本を読むことをつづけられたと聞いた。
(2011年のブログにますみおばあちゃんのことを書いています。)
おばあちゃん像というより、生き方そのものがお手本。
甘いだけのばあちゃんにはなるまい。
な〜んて、いいながら、出先で可愛いものを見つける度、「ふたつ要るよねえ」とまだ観ぬ孫二人を思い浮かべてしまう、すでに超甘なババではあるが・・・。
ここあんを開くとき、胸の奥に”ますみおばあちゃんのように”、という思いがあった。
ますみおばあちゃんには及びもしないけど、おばあちゃんよりずっと若いときに始めるんだから少しは追いつけるんじゃないかって期待しつつ。
今、ますみおばあちゃんが文庫を始めた年令に近づいている。
ますみおばあちゃんは、この年令から始めようとしたんだ。
そう考えると、それだけでもう尊敬に値する。
私など、まだまだひよっこ。
きっといつまで追いかけても追いつけないだろう。
さあて、本当のおばあちゃんになるまでに、ますみおばあちゃんの言葉を読み返しておこうかな。
おばあちゃんになるっていうこと、それがどんなことなのか、ますみおばあちゃんが気づかせてくれるかも知れない。