ここあん便り

おばあちゃんになりました

「いよいよ入院したわ」と、明け方に息子からメール。

やっぱり・・・。
おむつなし育児の会、お休みにしておいて良かった〜。
何だか予感がしていました。
ばあちゃんが起きてくるまでに洗濯、お昼の用意・・・などなど一通りすませ、夜に予定していた「わらべうた研修会」の資料印刷を誰かに任せることも考慮しつつ、バタバタと慌ただしい朝。
ばあちゃんが朝ご飯を食べはじめたのを見届けると、それっ!とダッシュ、病院へと向かいました。
道中、「あいたた・・・」何故だか私までお腹が痛くなる。
病院に着くとお嫁ちゃんは陣痛の真っ最中、助産師さんに腰をさすってもらっています。
「もう少しここで頑張りましょう。」
そう言われ、今度は息子とバトンタッチ、パパがしっかりとママを支えます。
お昼まで、と言う時間制限付きの休みをとったパパ、なんとか出産に立ち会えそう。
「パパがいるうちに生まれてくるんだよ〜」
お腹の赤ちゃんにみんなで言い聞かせる。
夫婦二人で頑張るっていいなあ〜、ばあばには二人がとてもまぶしく見えたよ。
その後順調にお産は進み、お昼前に無事赤ちゃんが生まれました。
分娩室の外に響く元気の良い産声。
近くにいた看護師さんと思わず顔を見合わせガッツポーズ。
おめでとう!ようこそ、赤ちゃん。
しばらくして、パパが分娩室から出てきた。
おつかれさま、おめでとう。
やがて、きれいにしてもらいバスタオルにくるまれた我が子をパパが初だっこ。
「すごいねえ〜赤ちゃんって」
「さっき初めて呼吸を始めたんだよねえ〜」
ばばとパパとで赤ちゃんをしばし見つめる。
出産からおよそ3時間後、ママがお部屋に戻ってきた。
おめでとう。
おつかれさま。
がんばったね。
どんな言葉も何だか足りないように思える。
すごいなあ〜、お母さんって。
自分もかつてそうだったのだけど、ただただ「すごい」と尊敬するほか思いつかない。
静かだけど確実に、放出されるお母さんパワーにこちら元気をもらいました。
おばあちゃん1年生の初日はこうして終わりました。
赤ちゃんは、可愛すぎて誰にも見せたくないほど。
ケータイで写真など、考えられない。
だっこするのももったいなくて、ただ、見ているだけで嬉しい。
厳しいおばあちゃんになる予定でしたが、ひとまずそれはお預けです。