ここあん便り

「生きる力」を伝える

キャンドルナイト20回記念フォーラム、昨日終了しました。
キャンドルナイトは、市民からの寄付金(会場での募金など)で開催を続けて来たイベントです。
今回は、20回続いて来たことを記念して、2015年全労済地域貢献助成事業の助成を受けて初めてのフォーラムを開催しました。
ここあんは、今回その事務局をつとめました。
いちまいのおさらの幸田さんによるエコトーク。またもやカルチャーショック[#IMAGE|S5#]をうける私[#IMAGE|S15#]
「あるものでくらす」「買ったら負け」「拾う、貰う」
環境に負荷をかけることをせず、自らもその循環の中の一部としてそこにあるという幸田家の循環型生活に脱帽するばかり。
エコマーケットには海藻を堆肥として用いた土作りにこだわった新鮮ピチピチなお野菜をはじめ
ネパールの教育を支援し続けているHさんたちによる「ネパールコーヒー&チャイ」
劇場さんの寄付お願いコーナー(寄付者には、手作りの絵本カバーバッグがプレゼントされます)
いつも人気の新聞紙バッグや牛乳パックリサイクルのカード類を並べた作業所さん
エコ商品もいろいろと、ね。

最後はミニコンサート「心に灯りをともす歌」で締めくくり。(残念、写真無し)

フォーラム終了後の懇親会も楽しかったなあ。
ひとり一人の思いを聴くことができて、皆でそれを共有できたから。
地元に、こうして何かを一緒に取り組める仲間がいることを、自慢したくなるような、そんな夜でした。

そして何より、若い幸田さんに刺激を受けたことが、フォーラムに参加した人のこれからの生活に変化をもたらすに違いないと確信できたことが嬉しかった。

幸田さん夫妻は、ちょうど私の息子夫婦のような年代。
この二人の子どもへの向き合い方がまた素敵で、「ダメ」といった禁止用語を使わないで、小さな人にきちんと話をする。
幼い子ども二人を連れて長時間共にイベントに参加するのは大変だろうに、ちっとも大変そうに見えない。
仕事も子育ても、すべてが暮らしの中、何一つ線引きする必要もなく難しいことではないのだろう。
子どもの好奇心やその時々の思いは尊重しつつ、決して自由にさせる訳ではない。
幸田家の子育て(そもそも子育てと呼ぶことさえおかしく感じるのだが)を見ていると、今盛んに言われる「子育て支援の必要性」など全くの的外れに思われて、私はとても爽快な気分になった。

子どもに「生きる力」を伝えたい。
赤ちゃんを抱っこしながら「暮らしの中で次の世代にきちんと伝えられる人になりたい」と話す幸田さんの奥さん、素敵だったなあ。