ここあん便り

「だってだってのおばあさん」
50代最後のひと月を過ごす
晴れて60代となれば、ちょっこしわがままになることも、威張ることも
許されるんじゃないかしら?と勝手に妄想し
るんるんな気持ち
るん、るん♪
なれど一方で、「そろそろ・・・」と、逃げ腰になり始めた自分がいて
「面白そう」と前のめりになりかける自分の肩を押し戻す
思い切って出かけた先で周りが若い人ばかりだと途端に落ち着かなくなる
のびのびできるのは、周りがお姉さんお兄さんばかりのとき
そう
怖いもの知らずだったワタシは、忘却の彼方
発言は常に周りを気にしつつ・・・
そのうち出かけるのさえおっくうになり
自分の城(ここあん)にひきこもってしまう
あれ?ワタシ、「だってだってのおばあさん」みたいよ
「だって わたしは ○○歳なんだもの〜」ってつまらないこと意識し始めていたわね
(佐野洋子さん作の絵本、1975年初版ということは、彼女の40代の頃の作品)
久しぶりに読み直してみる必要がありそうだ