ここあん便り

「ただ あそべば いいんでやんすよ」

木津陽子さんの講座をzoomで受けることが出来ました。

一昨年になるのかな、倉敷での講座に駆けつけ、その後わらべうた研修会、そしてここあんへもお招きすることができ、繰り返しお話を伺っていたのですが・・・。
今回、オンラインでじっくり話を聞きながら、身に染みて理解できたことがありました。
それは、遠野のわらべうたを伝承し広めた阿部ヤエさんの言葉
「ただ、あそべば、いいんでやんすよ」
この言葉の意味、ヤエさんが伝えたかった深い深いメッセージにようやくたどり着いた気がしました。
木津さんは講座の中で、「一生懸命やり過ぎないでね」「訓練になってしまったらそれはちょっと違う」ということを繰り返し仰った。
子どもの成長発達のめやす、関わる上での理論的なことを知るのは大切だけど、反応を期待しすぎるとおかしくなってくるんだね。
子どもを信じて、ただ「(やって)見せる」だけ。
「ただ、あそべばいい」
それは、簡単なことのように聞こえるけど、そう簡単ではない。
まずは目の前の人、そのありのままを受け入れてこそ出来ること。
「知る」ことと「分かる」ことは違う。
木津さんのお話、私が聴いた回数を数えてみたら、今回が6回目。
阿部ヤエさんの本も繰り返し読んできたのに、今、やっと分かりました。