先日、NPOの事業として講演会を実施しました。

事前に太田さんの著書「これからの男の子たちへ」を読み、私自身の子育て(息子たちとの向きあい方)や、日頃接するお子さんたち、保護者へ対応など振り返りつつ、お話を聴きました。
日常にある「男の子あるある」(エピソード)に、うんうん。
男の子だから、女の子だから、と性差で物事を決めつけたり、目の前の子どもを勝手に判断(評価)したりしないつもりでいるけれど、太田さんに問題提起され「はて?」と気づく私。
そして、世の中の「ジェンダーバイアス」。
私自身、「○○らしさ」に縛られて生きてきたんだなあ〜
無意識、無自覚でさまざまな差別をしていることに改めて気づかされる。
弁護士という仕事を通じ、性をはじめとした様々な差別の現実と向き合ってこられたからこそ、その問題の根底にある誤った常識を何とかしようと、私たち一人ひとりに向けて投げかけられるメッセージは、淡々と軽やかであるけれど、とでも深くで重い。
その人の、ありのままを、あるがままに受け止めることは、子どもに関わる仕事をする私の永遠の課題。
しかし、まだまだその域に達してはいない。
更には、自分の中の優位性というか、マジョリティーゆえの安心感というものに身を委ねて暮らしていることの恐ろしさ。
太田さんは、参考になる本、ドラマ、行動変容を促すキャンペーン等々…情報も色々教えて下さった。
なのでこれからそうした情報をインプットし、少しずつ私自身の無自覚、無意識を刺激していこう。
紹介された本の著者は韓国の方だったので小さく喜ぶ。

早速取り寄せなきゃ!
韓ドラファンとしては、日本以上に女性が生きづらそう(男性も)な社会だなあと常々感じているし、それにあらがうようなドラマ作り、問題提起型の作品作りに心意気を感じていることもあって、これは私自身も変わっていかねばと、思った次第。
無意識で人格を否定するような場面に出くわしたとき、それを「おかしい」と感じられること、「おかしい」と感じたら「間違っていますよ」と行動に起こせること。
そういう大人に、今からでもなれるだろうか?
太田さんは「行動する傍観者」という表現をされた。
難しいでしょうが、行動することを意識して生活していきたいですね。

