8月6日。 広島に原爆が投下された日。 朝、毎年開催される「広島平和式典」を(NHKテレビ)見る。 子どもの頃から、欠かさず見て来たなあ。 振り返ってみると終戦の日が近づくにつれ、戦時中の悲劇を描いたドラマや戦争にまつわるドキュメンタリー番組を見つづけてきた。 どうしてだろう、子どもの私にとっても、知っておかなければならないこと、ある意味責務のような心持ちで見続けてきたように思う。 だから、夏休み、とりわけ8月の蝉の鳴くこの時期には、メディアでしか知らない戦争や原爆のことが一番に思い出される。...
ここあん便り
「はじめましてのこひざちゃん」
ここあんを開いて10年目の夏、お子さんとメディアとの関わりについてまとめたブックレットをつくりました。 乳幼児の保護者向けに続けていた講演会の内容、ほぼそのままに、一冊の本にまとめたものです。 子育て中の方に読んでもらえたら、という気持ちと、初孫誕生を前に、親になろうとする息子たちに伝えきれない思いをどうしても本にして手渡したい、という自分勝手な思いもありました。 講演会に持参すれば売れるかも♪と厚かましい妄想を抱きつつ、欲張って1冊1,000円の値段をつけたのですが・・・。...
歌が生まれる(最終回)
私にとって3作目となる作詞作品が、コンサート収録版として公開されました。 作曲者の久保さんが、自らの専用チャンネルにあげてくださいました。 「虹のしずく 〜さよならは笑顔で〜 」↓こちらで聴けますので是非聴いてみて下さい。 久保比呂詩YouTube この歌が生まれたいきさつについては、こちらの記事に書いていますので、合わせてチェックしてみてね。 歌が生まれる(前編) 歌が生まれる(後編) こうして、自分の書いた文章がひとつの作品になるってことが信じられないくらい嬉しい。 紡いだ言葉は旋律にのり、人の声を介して人々の心に届く。...
歌が生まれる(後編)
新曲の題名を依頼された私は、ぼうっとしながら帰宅した。 そして、改めて先ほどの演奏動画を見る(聴く)。 目を閉じて考える。 お風呂に入り、また動画を確認。 浮かんでくる言葉を書き留める。 曲名の候補を書き出し、眺める。 寝床に入ってからも、何かもっとふさわしい言葉が浮かんでこないかと想いを巡らす。 夢の中でも考え続けていたような気がする。 やがて朝が来て、昨夜書き留めたいくつかの候補を再度眺める。 朝食の支度をしながら、朝食をとりながらも頭の中は曲名を考え続けている。...
歌が生まれる(前編)
人との縁って不思議ですね〜 今月18日に開催されるこちらのコンサート 地元の箏奏者、門脇京子さんのCD発売記念コンサートですが、CD内の楽曲提供、アレンジを手がけ、三味線、キーボード演奏で共演している久保比呂誌(大阪在住)をお招きして開催致します。 さてその久保さんとは、かれこれ4半世紀(25年)のお付き合い。 境港親と子どもの劇場の高学年例会に「狂言」を上演したとき、併演として津軽三味線の演奏をしたのが久保さんだった。 上演後に色々お話しを伺ってみると、ピアニストでもあって、作曲もされるとか。...
歩みをとめない
恐る恐る、お友達に手渡した本「さよならサイダー」について、読後の嬉しい感想をもらい、ひとりホクホクしています。 書き手を前に「悪く言う人」はいないと分かっていても、やはり嬉しいものですね。 読んでくれたのは、私と同世代がほとんどなので、みなさん子ども時代を懐かしみ、共感しつつ楽しんでくれたようでした。 駄菓子屋、アイスキャンデーの話などは、会話の少ない家族(夫婦)への話題提供につながったと聞き、確かに我が家でも、夫が子ども時代の遊びほうけた日々を熱く語りはじめたこととリンクして、前期高齢者にオススメの一冊であることを実感しました。...
書くことが好き
わたし、三日坊主が得意(笑) 小さな目標を、「今度こそ、絶対に、三日坊主にならぬように、続けるぞー」と力んでみるが… 何とか1週間、頑張って10日、気づけば「あれ!いつのまにか、やってない〜」となる。 中でも、ギター、ピアノは常連で、続けていれば今頃は…と、ホント情けない。 元来、横着な質だから、目標を立てること自体、性に合わないんだよね。 さて、そんな私がずっと続けていられることは、と言うと。 書くことかしらね。 年々、筆は遅くなり、気の利いた文章は書けなくなっているけれど、書くことを苦痛に思ったことはない。...
続・一歩前へ
6月の記事→ 一歩前へ その後の話。編集者の「親しみやすいエッセイ(あれ?小説のつもりだったけど…)ですね」に恥じ入り、「簡単な、と言いますか、分かりやすい文章(最大限の褒め言葉?)、同年代の方は懐かしさに共感されると思います」の言葉に一層小さくしぼんでしまい、ようやく一歩出した前足を悔やんでもみても、あとの祭り。 一度乗っかったレールからはもう降りることはできないんだもの、前進、前進。 やがて、はじめての本づくりもいよいよ終盤、カバー見本が届いた。 小さな文庫本、それは私の希望どおりで、さりげないサイズ感にほっとする。...
本を読むこと、文を書くこと
コロナ禍でオンライン受講が可能となり、今年は読書アドバイザー(JPIC)資格取得に挑戦中。 現在第2回目のレポート提出締め切りが迫り、毎日頭の中は読み終えた本のことがぐるぐる…。 レポートは書評。 読んだばかりの新しい本、ということで、益田ミリ作のほほん系をちゃちゃっと書けば楽勝、と思いつつ、まだ読みかけだった梨木香歩の「ほんとうのリーダーのみつけかた」が気になり、こっちで書いてみようかしら?と思ったのが間違い、まさか迷い道への入口に通じていたとは…。...