地方にとっての大問題に人口減少・人口流失とどう向き合うかってことがある。少子高齢化と若者の流失はセットで襲いかかってくる。一体どうしたらよいものか、「これで解決!」などという解決策はあるはずもない。けれど、市民レベルで取り組めることだってあるはずだ。市民の力こそが、町(地方)の存続を左右するかも知れない。ある会合からの帰り道、「私たちが一生懸命やっていれば、次の人がきっと引き継いでくれる。そう信じて続けているのよね。」と尊敬する先輩の一言。確かに。劇場の人たちは皆、そうして続けて来た。(そして今も)家庭文庫、読み聞かせのグループの人た...
ここあん便り
7月の外遊び
「今日は水筒を持って行きましょう」熱中症注意報が出ているんだもの[#IMAGE|S58#][#IMAGE|S8#]今月は7組が参加(大人の影に隠れているけど、ちっちゃい人たちが歩いています)。久しぶりに上道神社へ。月桂樹やら山椒やら、香りの強いものをいくつか発見。神社では、いつも止めてある”お清めの水”が「あ、出てる!」[#IMAGE|S5#]大喜びでお清めをし、参拝させていただきました。この日は、「一日(ついたち)詣り」をする方が次々ありました。いつも歩くこの道(灘道と呼んでいます)が私はとても好きです。昔ここは何屋さんだったのかし...
おませさん
れいこさんが植えてくれた「朝顔」。数日前、やっと支柱を立てたのですが・・・。「え?」[#IMAGE|S5#]まだ支柱も必要ないほどのおちびさんがいきなりの開花。ほら、5本のうち一番ちびっこいでしょ[#IMAGE|S56#]ここあん裏庭の「おませさん」と呼びましょう。ここあんの裏庭。繁る雑草たちの中、アカパンサスが静かに咲いています。蚊さえ出てこなければ緑の中に佇んでいたいけれど。...
7月のお便り
7月になりました。今月のお便りをアップします。
まったなし
子育て中の皆さんの声。当事者でなければ分からない、切実な声。産科がないこと。小児科の休日診療について。働きながら子育てをすることの苦労。はじめ私は違和感をおぼえた。「あれが欲しい、これが欲しい」と支援を求める声に。けれど次第に「ちょっと待てよ」と思うようになり、少しだけ分かったのだ。きちんと向き合う人がまずは必要だなと。一緒に悩んだり、解決策を探すための頼りになる人を求めているのだなと。子育ては待ってくれない。すぐにでも出来ることをはじめないと、大変なことになる。緊急で、しかも大きなテーマ。そしてもしかすると、人の力で何とかなりそうな...
どんぐりはちくりしょ
♪どんぐり ころちゃん あたまは とんがって おしりは ぺっちゃんこ♪どんぐり はちくりしょ!ぽ〜ん!夏を通り越し、秋のわらべうた準備。しかし、からだもぺっちゃんこ[#IMAGE|S7#]
アートスタート
幼稚園でのアートスタート。人形劇団クラルテさんの「おひさま劇場」です。人形が素敵で可愛らしいのはもちろんだけど、舞台に近づいてみてびっくり。レース編みのモチーフでした。準備中、会場入り口から見つめていた年長児の一人が「これ、ぜんぶつくりものだよ〜」そう言った後、何か違うな、って顔をして考えていたけれど両手をパチンと叩いて、「あ、そうそう!」「てづくり!! ぜんぶてづくり、手作りなんだよ〜」と言い直してスッキリとした表情。ホンモノの人がつくった、ホンモノの舞台。「楽しかった〜」の声にウソはありません。...
むかし、あるところに
あるところに、なきむしの赤ちゃんがいました。おっぱいを飲んで、オムツも取り替えて、なにも気持ち悪いところはないはずなのに、ちょっとした音にも驚いてないてしまうので、お母さんは昼も夜も赤ちゃんを肌身離さず育てました。お座りできるようになっても、安心できるのはお母さんだけ。他の誰かに触れられたり、だっこされることを拒み続ける赤ちゃんを、忍耐強く抱き続けるお母さんの姿は、その後も変わることはありませんでした。生まれたときからずっとずっと不安でいっぱいだった赤ちゃんも言葉を覚えました。自分の気持ちを言葉で表現できるようになると、その表情はどん...
ろうそくの灯りに願い込めて
キャンドルナイトを終え、ちょいと考える。イベントとして続けてはいるけれど、参加する人それぞれが何かしら大事なメッセージを自分の中に見つけることのできる夜、それがキャンドルナイトなのではないかと。元気な子どもたちのパフォーマンスは可愛らしくて元気をもらう。暗闇マーケットで、目をこらして買い物をするのも楽しい。カレーとチャイを味わうのも恒例のこと。キャンドルトーク、コンサートも欠かせぬ企画だ。そうした中でも、私はイベントの終盤、キャンドルコンサートの会場を外からぼんやり眺めるのが好きだ。そこにいる人たちがそれぞれに「自分の時間」を生きてい...

