ここあん便り

庵主ひとりごと
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聴いてもらえるヨロコビ

聴いてもらえるヨロコビ

地域の小学校で朝読ボランティアをしています。 息子達がお世話になったS小学校に、月1回出かけて10分間の読み聞かせ。 今月、来月は2年生の担当です。 今月が神在月ですし、日本の昔話「びんぼうかみさま」を選びました。 年の瀬の話でもあるので、来月も同じ本でいけそう。 さて、実際に読んでみて、やはり昔話は良いな〜と思いました。 季節や風習など、実感を伴って読むこと、聴くことが出来ます。 わらべうたと同じで、言葉や情景がすんなりと身体に入っていくように思います。...

違和感と向き合う

先日、読み聞かせのボランティアをしていて、「ん?」「はて?」 メディアの出前講座でも、「ん?」「はて?」 この違和感に囚われぬよう、なるべく平静を装って役目をおえた。 その違和感がどこから来るのかというと、お子さんを連れて参加している親さんから漂っているのだけど、言葉にならぬ肌感覚とでも言うのかな。 う〜ん、どう言い表せば良いのだろう。 私の声は、ちゃんと届いていますか? 届いた声は、言葉として意識(脳)の中に伝いたかしら?...

浜のいただき(郷土料理)

浜のいただき(郷土料理)

芋ぼた(サツマイモ入りのぼたもち)を苦労なく作れるようになり、仏さん事や孫へのお土産に大活躍。 お盆には、もちろんこのように。 餅米2合で、このくらい作れます。 私自身、料理は嫌いじゃないけど、決して上手ではありません。 味(自分の味覚)には自信があるのだけど、素材の切り方や盛り付け、でき上がりの美しさという点で「う〜ん」って感じ。 調理のスピードにも自信がある。(正確にはあった…が、今は少し衰えてます) さて、芋ぼたに続く得意料理を増やすべく、そしてまた是非とも習得しておきたい郷土料理「いただき」にいよいよ挑戦いたします。...

ゆらゆら〜、ぴょんぴょん!

パリオリンピックを見ながら、人間の身体と心を思う。 短距離走の記録を眺めながら、人間は、一体どこまで早く走れるのだろうか…限界は無いのか? 格闘技の選手が試合前、一様にゆらゆら身体を左右に揺らすことの不思議。 或いは身体を手でパンパン叩き、気合いを入れる水泳選手たち、目を閉じて集中力を高める様子など。 競技の結果云々以上に、ひとり一人の選手の姿から伝わるものがあり、オリンピックでもない限り、私のような人間が、こうして様々なスポーツをじっくり見ることなどないのだから、有り難い限り。...

生きるための絵本

知人から教えてもらい、正置友子さん出演のラジオ深夜便(聞き逃し放送)を聞いた。 絵本学の研究者であり、地元(大阪吹田市)で長年、今も尚文庫活動を続けている方だ。 恥ずかしながら、正置さんのことは存じ上げておらず、ただ、教えてくれた方が文句なしに尊敬できる方だったので、これは聞かねば!と思ったのだった。 40分、耳に響いてくるのは優しい語り口、きれいな言葉、50年にわたる実践を通じ探求を続けている「絵本」と「子ども、人」との関係性についての確固たる解釈。...

支えられる”小商い”

支えられる”小商い”

原画展に来て下さる方が「おもちゃ屋さん、すごく充実してる!!」と小さなお店を見渡し、呟くのを聞いて、「そうでしょう〜 今、最高に充実してますよ!」と返す。 円安が続く現状は、海外の商品を扱う身に大きな痛手。 どんなに良いおもちゃでも、値上がり続きのおもちゃを好んで求めるお客様は限られている。 それと同時に、今やネットでどんなモノでも手に入る時代、賢い消費者は欲しいものを決めれば、ネット上で最安値を比較し送料無料でゲットする。 少し気軽に(低予算)求められるおもちゃを! 国内のおもちゃ作家も良いんじゃない?...

ここあんの向かう先

ここあんの向かう先

原画展を控え、おもちゃ屋の充実(折角みなさんに来ていただくのだし)やら、それに伴う模様替えなどに忙しくしています。 間際になって、宣伝が全然足りてない〜 と、今さらながら「あそこに案内しておけば良かった」「そもそもチラシを持って歩けてないし・・・」など悔やみ始めるが、ひとりでやれることには限界があるのだし、何足もわらじを履いて同時進行のイベントもあったりするのだから、あっちこっちに案内して回るなど、そもそも無理なこと、と自分で自分を納得させる。...

絵本読みのおばあさん

絵本読みのおばあさん

この春から、小学校の朝読(トトロタイム)が木曜から水曜に変わり、水曜午前は大忙し。 朝一で小学校の読み聞かせに行き、その後、子育て支援センターの「絵本の部屋」という絵本読みのダブルヘッダー(笑)。 小学校、今日担当したのは6年生。 絶対これを読む!と先月から決めていたい絵本。 火の鳥 いのちの物語 金の星社 刊 原作は皆さまご存じの通り手塚治虫先生。 私にとって「火の鳥」は高校生の頃、行きつけの喫茶店で知った、壮大なスケールの漫画。 友達とカウンターに並んで、回し読みしていたことを思い出す、あればヤマト編だっただろうか。...

「はて?」と「スン!」

朝ドラ「虎に翼」を楽しみに見ている。 このところ「はて?」より「スン!」な顔の虎ちゃんを案じているのは私ばかりでは無いはず。 今朝の回、終わりかけ久々に「はて?」が出て、よし!明日が楽しみだ〜 虎ちゃんの「はて?」で、不意に30年も前の私を思い出した。 入園前の次男を連れ、毎月通った会議。 訳も分からぬまま参加することとなったその会議で、先輩たち(たぶん母親たちの中で私は一番若かったので)が自由に各々の意見を言い合う様を傍観していたのだが、進行役の委員長さんが私の「はて?」(表情)を見逃さず、「何か言いたいことある?」...