ここあん便り

庵主ひとりごと
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発酵のチカラ

今年2月に仕込んだ味噌を開けました。やった〜っ!今年はすごく出来が良い!!毎年、同じように仕込むけれど、仕上がりは微妙に違います。私が思う上出来の味噌は瓶の中から掬いだすときふんわりしていて麹菌の元気が伝わる感じ。素晴らしいなあ〜発酵力。2キロの大豆を2つの瓶に仕込んでいるので、ひと瓶分は冷蔵庫へ、発酵をお休みしてもらいますが、残りの瓶はさらに発酵、熟成を続けてもらいましょう。...

再開に備えて

ここあん夏休みももうじき終わり。久しぶりにここあんを開け、掃除しました。裏庭をみると・・・雑草は元気ですね、小道をすっかり隠してしまいました。休み明けには「お人形作り教室」や「おもちゃフェアー」を予定していますので、その準備を始めなくてはなりません。子どもの頃、盆が開けてからのこの時期は、夏休みが終わるのが切なくて泣きそうになっていた私でしたが、今は夏休み明けが待ち遠しいです。...

ゆるむ涙腺

私の涙腺は思いがけないときに緩む夕べはNHKテレビ「いだてん」に静かに感動し自分ではそんなつもり全然ないのに涙がこぼれた大河ドラマファンの夫は初回の途中から既に観ることを放棄しているけれど私は好きだなあイケメン俳優がワンピース水着姿でウオーターボーイズ並みの演技女優さんにこんな顔させて良いの?と思うような水中の選手の表情それはもう「あっぱれ」って感じでひとり拍手喝采したほどどうして視聴率が伸びないのか不思議でならないそして何より私の感受性を静かに刺激してくれたことに感謝している...

水のない花

お盆前に長老様の義弟が亡くなった。長老様が嫁いできたとき、未だ子どもだったとか。さすがに気落ちし、食欲をなくした長老様だったが、すぐに落ち着いて一言。「元気であの世へ行かないけん!」元気な人はあの世へは行かないのだが・・・その日まで元気で、という意味かしらね。亡くなったその日から、共にあった一輪の菊の花水のない花は亡くなった人のお供をして旅立つこの花と、一本の線香が対なのだって通夜に線香を一本だけ手向けることの意味を初めて知った...

仏さんより生き仏

「食べたいものを食べれば良いけんな〜、仏さんより生き仏」私がまだ可愛いお嫁さんだった頃、盆や彼岸が来る度に長老様(姑)に言われたこと。だから当家では、お盆だからって特別な決まりにとらわれてはいないのだけど・・・迎え団子と送り団子、ぼた餅に赤飯くらいが定番かなあ〜「さあ、どうぞ」いつもの「芋ぼた」は、みんな好き。子どもの頃、仏壇に並べる小さなお膳がままごとみたいで好きだった。孫たちにも、ぼちぼち伝えていけたら良いけどね。...

8月6日のこと

毎年、8月6日の朝はテレビをつけっぱなしにしておく。原爆投下と同じ時間に静かに黙祷し、その日の広島に思いを馳せる。ああ、今年もまた、その日が来たんだな、・・・どう言ったら良いのだろう、上手く言葉に出来ないけれど、意識をちゃんとそこへ向けることが今生きている私たちの使命だと思っている。決して過去のことではない。ここあんにもこの日を忘れないための絵本がある。こうして、絵本を通じて大切なことを伝えられるって、すごいなと改めて思う。先日、テレビで「この世界の片隅に」を初めて観ることができた。いい映画だった。けれどやはり、絵本の方がもっと身近に...

ひとやすみ

これは何かな?双子ちゃんへの手土産にと手のひらサイズのお人形づくりチクチク・・・頑張りすぎて、肩はコリコリ、目はショボショボ一夜明けて、けんびきが出た〜ぼちぼちやりましょう

信じて待つこと

認可保育園で園児に対する虐待があったという報道にショックを受ける。保護者が録音したというレコーダーには幼子を幾度も叩き、なじる様子が収められていて、胸が苦しくなる。どうして?切なさや怒りがこみあげてくる。「保育」という仕事の重大さを、当事者だけでなく、国全体で真剣に考えてみようよ、本気で。どんな保育士に出会うかが当たり外れのある「かけ」のようなものであってはならないと思う。先日、片付けをしていて見つけた本。「待ち」の子育て30年も前になるかな、この本にあこがれて、こんな保育園があったら長男を通わせるのに、と本気で願った。結局憧れは憧れ...

肩の荷を下ろす

あ〜、やれやれ今週3コマ目のメディア講座を終え、ホッと一息講演だけに公園団子のうれしいおもてなし(笑)パワーポイント使用のお話は苦手!なので時間内に何とかしゃべりきれて心底ホッとした。帰り道、緊張と使命感から解き放たれ「肩の荷を下ろす」とはこういうことだと実感。反省は・・・感想が届いてからゆっくりします。...