一歳半のMちゃんがめずらしくメソメソしているのは、その日お兄ちゃんと一緒じゃないから[#IMAGE|S5#]じゃないかって。つい先日も同じようなことがあって、この春入園を控えているお兄ちゃん(三歳)との別れを予感してぐずぐず言いだしたのでは?と、思いを巡らす。小さいながらも、環境が変わろうとしていることをちゃんと分かっているんだね。小さなMちゃんが兄を慕う様子、そして兄の方もまた妹を守らねばと思っていることが分かり感動[#IMAGE|S12#]しちゃう。なんか、すごいよねえ〜[#IMAGE|S16#]兄弟・姉妹という存在には、親とはま...
ここあん便り
からっぽな心に絵本を
気になっていた事業が終わり、ただ今わたくし”空っぽ”でございます。せねばならぬことはあるのだが、気がつけば、ぽか〜んとしている自分に気づきハッ!とします。いかん、いかん。こういう時に風邪とかさあ、入り込もうとするからさあ。しゃんとしろ私!ああ〜、無性に、誰かに本を読んであげたくなる。誰かのために読んであげることで、自分の気持ちも落ち着いてくるから不思議。空っぽの心が徐々に満たされていくような、そんな気がするんだ。子どもがいる人っていいな。いつでも本を読んで欲しい人がそこにいるんだから。もしかすると魔法の言葉かもよ、「本読んであげるから...
マルマスでおひなさま
こちらでは「ひなまつり」もひと月遅れ。半世紀前のおひなさまのお顔を拝みましょう。マルマスに我が家のお雛さまを持ち込み(半ば強引に[#IMAGE|S6#])飾らせて貰っちゃった〜。嬉しいなあ〜。去年は出してあげられなかったから、お雛さまも喜んでいるみたい。マルマス縁のお雛さまに混ぜて貰えて光栄です。小さいけど、木目込み人形[#IMAGE|S12#]↑ おばあちゃま(店長様の)のミニひなさま、素敵。今月は、お雛さまに会いにマルマスへGO![#IMAGE|S70#]マルマスの営業日は、金曜〜月曜 午前11時〜午後8時まで...
老化についてのぼやき
私も既に「おばあちゃん」世代な上に、92歳のお年寄り様と暮らしていると「老化」という文字がたえず暮らしにつきまとう。そしてまた、いつまでも若いと錯覚していた母などがここ数年で一気に完璧な老人になった様子などみるにつけ、「介護」が現実味を帯びて迫り来る。小さい人たちが成長していくさまは大変頼もしく、こちらも元気を貰うけれど、恐らく、私の勝手な好みの問題であろうと前置きした上で言うのだが、いや、やがては己もこうなるのであろうことを今はまだ拒否したい気持ちが邪魔をするのかも知れぬが、老いていく様を見るのは、どうにも気が滅入る。何とかあらたな...
フォーラムで「観て・感じて・考えて・聴いて・語って・・・おまけに食べて大満足」
所属NPOの大切な仕事、「アートスタート」。15年も続けているのに、認知度はごく一部に限られているのが現状。より多くの方にその素晴らしさを伝えたい。全ての子どもたちにその機会を与えたい。そう願って2008年からは「アートスタートフォーラム」を開催するようになり、2013年には「全国アートスタートフォーラム」を米子の地で開催することができた。今週末には、第9回目となる「アートスタートフォーラム」を開催予定だ。傍から見るとこのフォーラム、真面目でちょっぴりおかたい会なのかしら?「子どもとアート」に興味がある方・・・って限られる?毎回終わる...
アートの力
先週末に参加した鎌倉幸子さんの講演会では色々な気づきを与えて貰ったが、その中のひとつを私見を交えて紹介してみようと思う。内戦で何もかも失いかけたカンボジアの地に飛び込み、学校図書館を作る活動を続けてこられた鎌倉幸子さん。カンボジアでの活動の様子を写真で紹介して下さった。その写真の中に、人々が何かを待って群がる様子を撮したものがあった。群がっている数は尋常ではない。そしてまた、どことなくみな嬉しそうな顔をしてぎゅうぎゅうで待っているのだ。スタッフが本の楽しさを伝えるために実演する「読み聞かせや紙芝居」を子どもだけでなく、大人もとても楽し...
成長が見える
今月の”とことこ”ではガラガラをつくりました。どんぐり、ボタン、カラフルなプラスチックビーズなど好みのものを小さなプラスティックケースに入れるだけ。シールを貼るのも大好きだから、飾りはシールで[#IMAGE|S12#]たった一つ、入れただけで満足できる時もあれば、周りがよく見えるようになるとお友達と「おんなじ」にしたい時期もやってくる。ごくごく簡単な「ものづくり」だけれど、指先が器用に動かせるようになった人たちとわらべうたの前のおたのしみ。できた作品は、その出番が来るまで「ここに並べておこうね」ができる。こんな時にも、小さな人たちの成...
本のある暮らし
鎌倉幸子さんの講演会はとても刺激的だった。(あ、今日も日吉津図書館で午前中お話しされるので、興味のある方、まだ間に合いますよ。)やはり震災後に東北の被災地ではじめられた「移動図書館」のことは興味深かった。強く印象に残った言葉がある。「移動図書館は約束です」移動図書館をはじめたいと訪れた被災地の役場職員からの覚悟を問うひと言。イベントでやってもらっちゃあ困る、と言うこと。ズシンと来るね。そしてまた、「立ちよみ・お茶のみ・おたのしみ」という移動図書館のキャッチコピー[#IMAGE|S12#]、真似したいくらい素敵。また、前半のカンボジアで...
新しいレンズ
アーサー・ビナードさんの講演会で、彼が繰り返し言った「新しいレンズ」について考え続けている。「新しいレンズ」を持つことで、「ものの見方、視点を変える」ことができる。いくつもの具体例を挙げながら、ご自身の変化を分かりやすく伝えてくれる彼を瞬きするの忘れて見つめた。彼の言う「レンズ」を理解するため、それはいつも自分の中に置く「モノサシ」のことではないかと考えたが、すぐにそうではないぞと気がついた。「モノサシ」は大事だ。最善の判断をするために必要不可欠であり、己の主義主張の根幹を支える。私自身、情報量の多い時代だからこそ、情報を読み解く能力...